俺のことずっと好きでいろよ
『なぁ、慎太郎。俺…は俺のペースでやっぱ行きたいし…だからなんとか見守ってよ。』

俺が、みのりを好きなのはもう変わりなくって…けどやっぱり慎重になってることは確かで…
もうちょっと…このままでいたい…

『まあ…な。わかるけど…とにかく!青山さんを泣かすな。それだけだ。』

『泣かすか!ばか。』

『なら、いいけど。まあなんか情報あったらまたすぐ流してやるよ。』

『ああ…サンキュ…』


そんな会話してたけど…やっぱり合宿とかくると…あまりにも遠すぎて…会えないことが不安で…しんどいなって…思っちまう。

練習はしんどいけど楽しくってまあうっとおしい先輩なんかもいたけど、俺なりに頑張ってる。

キャッチャーっていうポジションが自分にこんなにもマッチするとは思わなかった。

中学まではなんとか翔希に勝ちたいばっかで、自分のことも周りも全然見れてなかったんだなと今思えばわかる。

アイツと離れて…冷静になれた。


「今宮!ちょい俺の球受けて。」

「はい!」
< 73 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop