俺のことずっと好きでいろよ
2年生のエース。佐々木さん。
キャッチャーは今宮がいいと公言してくれてる人だ。
明日の練習試合で先発する予定。
「カーブの調子見たいからそれ重点的に。」
「はい!」
おっ…ストレートは走ってる。
夏休み入った頃より全然伸びてる…
で、肝心のカーブ…
ん…?
ちょっとキレ悪い?
腕の振りがいつもと違う?
「佐々木さん!」
俺はブルペンのマウンドに駆け寄る。
「まっすぐはかなりイイっす。んで…カーブなんすけど…腕の振りがなんかいつもと違う風に見えます。」
「え?マジ?」
「はい。」
「どこ?ちゃんと指摘してくれ。後輩とか先輩とか関係ない。」
「はい。後ろから出てくるときの腕の位置が…」
ちょっと技術的なことでもピッチャーやってたからわかることもある。
先輩は納得してくれたみたいで、そのあと修正されて元に戻った。
「サンキューな。助かるわ。おまえキャッチャーだと。」
「いえ。」
ただキャッチングがちょっとまだ…慣れてねーとこもあって…
合宿の自主練では徹底的にそこ中心。
「まだまだー。足落とせ。」
「はい!」
青山監督直々のブロック特訓…
もう連日でヘロヘロだ。
「おまえそんなんで秋大で正捕手取れると思うなよー!はいもういっちょ!」
「うっす!」
キャッチャーは今宮がいいと公言してくれてる人だ。
明日の練習試合で先発する予定。
「カーブの調子見たいからそれ重点的に。」
「はい!」
おっ…ストレートは走ってる。
夏休み入った頃より全然伸びてる…
で、肝心のカーブ…
ん…?
ちょっとキレ悪い?
腕の振りがいつもと違う?
「佐々木さん!」
俺はブルペンのマウンドに駆け寄る。
「まっすぐはかなりイイっす。んで…カーブなんすけど…腕の振りがなんかいつもと違う風に見えます。」
「え?マジ?」
「はい。」
「どこ?ちゃんと指摘してくれ。後輩とか先輩とか関係ない。」
「はい。後ろから出てくるときの腕の位置が…」
ちょっと技術的なことでもピッチャーやってたからわかることもある。
先輩は納得してくれたみたいで、そのあと修正されて元に戻った。
「サンキューな。助かるわ。おまえキャッチャーだと。」
「いえ。」
ただキャッチングがちょっとまだ…慣れてねーとこもあって…
合宿の自主練では徹底的にそこ中心。
「まだまだー。足落とせ。」
「はい!」
青山監督直々のブロック特訓…
もう連日でヘロヘロだ。
「おまえそんなんで秋大で正捕手取れると思うなよー!はいもういっちょ!」
「うっす!」