俺のことずっと好きでいろよ


疲れ取れてねー…
って思いながらボーッとして噴水前で待ってる俺。

練習試合の結果も上々で家に帰ってきて、明日から家にみのり呼ぼうと思ったら、母さんが明日休みだとか言う…

仕方なく外に来たけど…
今日はできることなら家で体休めたかったなと思ってる俺。

けどみのりに会わないっていう選択肢はないから仕方ねぇ…。

あくびを1つしたところで、涙で霞んだ俺の目にみのりがこっちに向かってくるのが見えた。

「ごめんなさい!電車が遅れてー。」

ん?

ひさびさに見たかわいいみのりはいい。

その横に誰かいねぇか?

え?
オトコ?

誰だ?

「ほんとにごめん。」

んではーはー息してる。
ほんとに走ってきたんだろー。
そのけなげなところがほんとにぐっとくんだよ。

ちょっと汗で額にへばりついてる髪をそっとはらってやりたい衝動をおさえる。

「それよりさ。誰?」
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