俺のことずっと好きでいろよ
「ほら。そっちのほうがいいだろ?おまえ字綺麗なんだからさ。俺みたいなガサツな字じゃないほうがいいんだよ。」

え?
字、褒められた。

なんで知ってるの?わたしの字なんて。

「うん。」

照れてるところ見られたくなくて、日誌をひたすら書き続ける…。

「終わった?」

「うん。だいたい。」

今宮くんはわたしが描いてる間ずっと、どこに落ちていたのかテニスボールを手でパチリと弾いて上にあげる動作を繰り返して遊んでいた。

その動きって…?
もしかして…
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