俺のことずっと好きでいろよ
ゴツゴツした豆がいっぱいの、素振り頑張ってる琉希くんの手のぬくもりを感じながら…
今日も家まで送ってくれた。

「じゃな。みのり。」

「うん。またね。」


最近じゃ家の玄関前まで来てくれるようになった琉希くんを見送りながら、わたしは今まで琉希くんと重ねていた手をながめた。

まだあったかい。

今はこのままで…いいよね。

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