俺のことずっと好きでいろよ
◇
「ほら、あの子だよ。今宮くんのカノジョ。」
最近じゃ、学校でも琉希くんとわたしが付き合ってるっていう噂が広まっていて、こういうコソコソ話を耳にすることも多くなった。
わたしが野球部監督の娘だということは実はあまり知られていなくって、普通科のごく普通の女子があんな王子みたいなイケメン野球部の1年にしてスタメンとってるような琉希くんとつきあってることが許せない女子はやっぱり多いらしく、陰口は山のようにたたかれてるらしい。
「公表すりゃいいじゃん。わたしは監督の娘ですって。じゃぁあんま何も言わなくなるかもよ?」
「それはいいよ。なんかいやだもん。」
「けどね。結構エスカレートしてきてるよ。最近。」
「ん…まぁね…」
麻里が言うようにほんとに最近ちょっとひどくなってきている。
この間も靴箱をあけたときにゴミが大量にでてきたのでびっくりしたばっかだ。
それを遠目からながめてくすくす笑ってるちがうクラスの女子たちがいたので、きっとそいつらがやったに違いない。
麻里は
「何これ?」
って大声で言ってくれて、
「は?うわっ女子ってこえー。誰だよ?こんなことしたやつ!」
って横にいた仲上くんが大声で言ってくれたから、その女子たちははずかしそうに去っていったけれど…
まぁエスカレートしてることは確かだ。
「ほら、あの子だよ。今宮くんのカノジョ。」
最近じゃ、学校でも琉希くんとわたしが付き合ってるっていう噂が広まっていて、こういうコソコソ話を耳にすることも多くなった。
わたしが野球部監督の娘だということは実はあまり知られていなくって、普通科のごく普通の女子があんな王子みたいなイケメン野球部の1年にしてスタメンとってるような琉希くんとつきあってることが許せない女子はやっぱり多いらしく、陰口は山のようにたたかれてるらしい。
「公表すりゃいいじゃん。わたしは監督の娘ですって。じゃぁあんま何も言わなくなるかもよ?」
「それはいいよ。なんかいやだもん。」
「けどね。結構エスカレートしてきてるよ。最近。」
「ん…まぁね…」
麻里が言うようにほんとに最近ちょっとひどくなってきている。
この間も靴箱をあけたときにゴミが大量にでてきたのでびっくりしたばっかだ。
それを遠目からながめてくすくす笑ってるちがうクラスの女子たちがいたので、きっとそいつらがやったに違いない。
麻里は
「何これ?」
って大声で言ってくれて、
「は?うわっ女子ってこえー。誰だよ?こんなことしたやつ!」
って横にいた仲上くんが大声で言ってくれたから、その女子たちははずかしそうに去っていったけれど…
まぁエスカレートしてることは確かだ。