Favorite Love~本命は一番近くにいた~
809?
2階下だ。

くそっ。エレベーター早く来い…。

で、大急ぎでエレベーター乗って、2階下の809号室へ急ぐ。

で、はぁはぁ言いながら、ノックをした。

そぉっと扉が開く。

「え?理輝?」

結菜の顔がぱって明るくなった。

え?喜ぶの?
浮気現場押さえてやろうって思ってきたのに、そんな喜ぶのかよ?

「入るぞ。」

で、扉開けてガバって入っって行ったら、やっぱり男がいた。

でっかい紙袋をいっぱい持ってる。
チャラチャラした服装しやがって。何の仕事してんだよ?

「おまえ。誰だよ。」

「え?ねぇちゃん?誰?」

ねぇちゃん?
え?ねぇちゃんって言った?

「理輝。弟の亮太(りょうた)。」

結菜がその男を掌で指し示しながら、紹介した。

「で、こちらが、北郷理輝さん。」

逆に俺を掌で指し示す結菜。

「は?弟?」

マジかよ。
まぁ似てないこともない…。
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