Favorite Love~本命は一番近くにいた~
亮太が閉める扉のバタンという音を聞いたら、突然ドッと疲れが出てきた。

「理輝!」

嬉しそうに結菜が笑った。

「びっくりした…」

「クリスマスだからな。」

「こっちに出張?」

「ん…まあ。」

「会えて…嬉しい。」

そして、やっぱり嬉しそうに笑う…

あーっ…もう…
無理…

目の前に結菜がいて、会えて嬉しいなんて嬉しそうに言ってるのを…何もせずに我慢できるほど大人じゃなかった。

ガバッて結菜をベッドに押し倒すと、その唇を貪る…

「あ…」

結菜の声が漏れた。
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