HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「瑞希、それよりも・・・」

「何?」

私達が仲良く話をしていると誰かがズカズカと近づいて来た。

「お前は誰だ?瑞希は俺の妻だぞ!!」

突然、隼也さんが現れ、兄の胸ぐらをつかんで、その場に突き倒した。

「貴方は・・・?」

「ち、ちょっと…隼也さん!!?」

「相馬先生から『LINE』が来たんだ…瑞希が知らない男とカフェに居るって…」

隼也さんは私にスマートフォンを見せた。

相馬先生との『LINE』画面だった。

「随分…横暴な真似をしてくれますね…貴方」

床に打ち付けられた尻を摩りながら兄は立ち上がった。

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「お兄ちゃん!!?」


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