HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「いたたたっ・・・」

お兄ちゃんは急にお腹を押さえ、痛みを訴える。
「隼也さん…貴方のせいで…収まったはずの…お腹が…」

そのまま、蹲ってしまった。

「何処が痛むんですか?瑠生さん」

「昨日はみぞおちで…今は右下です…」

「盲腸だな…。瑞希、ストレッチャーを頼む」

「分かりました!!」

私は急いでナースステーションに戻り、乾看護師長に事情を説明した。

「分かったわ…」


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