HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
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「お兄ちゃん、具合はどう?」
「大丈夫ですか?瑠生さん」
朝一、私と隼也さんは二人揃って、お兄ちゃんの病室を訊ねる。
「朝から・・・何ですか?二人揃って…」
お兄ちゃんはキョトンとした目で私達を見つめた。
「何だか・・・二人して何か言いたそうな顔してますね…」
「実は仙波さんの話なんですけど…仙波さんを担当看護師にする見返りに…部屋を貸して欲しいんです」
「部屋を貸す?誰にですか?隼也さん」
「仙波さんに…」
「!!?はい?それは…私と仙波さんに二人で同棲しろと言うんですか?」
「・・・まぁ、そうなるかもしれないけど…智咲先輩と二人じゃないわよ…お兄ちゃん」
「誰かほかに居るんですか?」
「智咲先輩…子連れだから…」
「えっ!!?仙波さんにはお子様がいらしゃるんですか?」
「シングルマザーで…父親のコトは私も隼也さんも分からないんだけど…」
「女手一つで二人のお子様を養育してるなんて…大変ですね…色々と事情があるようですね…此処は人助けだと思い、私の部屋を三人に無償で貸し出します…」
「智咲先輩…話は付いたわ…入って来て…」
廊下で待たせていた智咲先輩を呼んだ。
「失礼します」
智咲先輩は遠慮がちに入って来た。
「お兄ちゃん、具合はどう?」
「大丈夫ですか?瑠生さん」
朝一、私と隼也さんは二人揃って、お兄ちゃんの病室を訊ねる。
「朝から・・・何ですか?二人揃って…」
お兄ちゃんはキョトンとした目で私達を見つめた。
「何だか・・・二人して何か言いたそうな顔してますね…」
「実は仙波さんの話なんですけど…仙波さんを担当看護師にする見返りに…部屋を貸して欲しいんです」
「部屋を貸す?誰にですか?隼也さん」
「仙波さんに…」
「!!?はい?それは…私と仙波さんに二人で同棲しろと言うんですか?」
「・・・まぁ、そうなるかもしれないけど…智咲先輩と二人じゃないわよ…お兄ちゃん」
「誰かほかに居るんですか?」
「智咲先輩…子連れだから…」
「えっ!!?仙波さんにはお子様がいらしゃるんですか?」
「シングルマザーで…父親のコトは私も隼也さんも分からないんだけど…」
「女手一つで二人のお子様を養育してるなんて…大変ですね…色々と事情があるようですね…此処は人助けだと思い、私の部屋を三人に無償で貸し出します…」
「智咲先輩…話は付いたわ…入って来て…」
廊下で待たせていた智咲先輩を呼んだ。
「失礼します」
智咲先輩は遠慮がちに入って来た。