HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「どうぞ」
俺がお弁当を食べていると紡さんが湯呑に入った熱い緑茶を置いてくれた。
「ありがとう御座います」
「秘書に敬語は要らないですよ。院長」
「でも・・・そう言うワケには…」
「いいから…しかし、よっぽど院長の貴方に事務部の会議、首を突っ込まれるのは嫌みたいだな」
毎週のように行われていた各種の会議(経営会議、リスクマネジメント会議、院内会議・・・)と院長出席は必須として、スケジュールに組み込まれていた。
静佳叔母さんの指摘通り、全て…紡さんの指示だった。
俺自身もあれだけのスケジュールをこなせるか自信がなかった。
「これだけ…目を光らせておけば…工藤さんと共謀して、乗っ取りも出来ないですよ…」
「だろうな…」
「…あの…紡さん」
「何ですか?院長」
「俺が出席できない時は代行で貴方にお願いしていいですか?」
「あ、構いませんよ…その代わり、院長秘書の俺に委任したと皆さんに言って下さいね」
「融通はきくんだな…それなら安心だ」
俺は安堵して、茶を啜った。
俺がお弁当を食べていると紡さんが湯呑に入った熱い緑茶を置いてくれた。
「ありがとう御座います」
「秘書に敬語は要らないですよ。院長」
「でも・・・そう言うワケには…」
「いいから…しかし、よっぽど院長の貴方に事務部の会議、首を突っ込まれるのは嫌みたいだな」
毎週のように行われていた各種の会議(経営会議、リスクマネジメント会議、院内会議・・・)と院長出席は必須として、スケジュールに組み込まれていた。
静佳叔母さんの指摘通り、全て…紡さんの指示だった。
俺自身もあれだけのスケジュールをこなせるか自信がなかった。
「これだけ…目を光らせておけば…工藤さんと共謀して、乗っ取りも出来ないですよ…」
「だろうな…」
「…あの…紡さん」
「何ですか?院長」
「俺が出席できない時は代行で貴方にお願いしていいですか?」
「あ、構いませんよ…その代わり、院長秘書の俺に委任したと皆さんに言って下さいね」
「融通はきくんだな…それなら安心だ」
俺は安堵して、茶を啜った。