HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
ホテルの正面玄関前に車を停め、先に私達を下ろして紡さんは地下の駐車場へと走って行った。
私達がロビーに入るとドレスアップした陽依さんが歩み寄って来た。
長い黒髪を夜会巻きにセットして、シャンパンゴールドの膝下マーメイドラインのドレスに身を包み、首許や耳許にはダイヤのネックレスと雫型のイヤリングを着けていた。
陽依さんの美しさとダイヤの輝きに釘付け。
光沢のある紅い口紅で彩られた唇も妖艶で、ロビーに居る人達の目は一身に彼女に注がれる。
「陽依さん…お久しぶりです」
「高木院長…お久しぶりで御座います」
「紡さんは車を停めに行きました…」
「では、私がパーティ会場まで案内致します」
「おいっ!?瑞希…口が開いてるぞ」
「え、あ…いつ見ても、陽依さんってキレイだから…つい見惚れてしまいました」
私は間抜けに開いた口を固く閉じる。
「今夜の瑞希さんだってとてもキレイですよ。そうでしょ?院長」
「ん、あ・・・」
隼也さんはまともに私の姿を見ようとはせず、返事を濁した。
私達がロビーに入るとドレスアップした陽依さんが歩み寄って来た。
長い黒髪を夜会巻きにセットして、シャンパンゴールドの膝下マーメイドラインのドレスに身を包み、首許や耳許にはダイヤのネックレスと雫型のイヤリングを着けていた。
陽依さんの美しさとダイヤの輝きに釘付け。
光沢のある紅い口紅で彩られた唇も妖艶で、ロビーに居る人達の目は一身に彼女に注がれる。
「陽依さん…お久しぶりです」
「高木院長…お久しぶりで御座います」
「紡さんは車を停めに行きました…」
「では、私がパーティ会場まで案内致します」
「おいっ!?瑞希…口が開いてるぞ」
「え、あ…いつ見ても、陽依さんってキレイだから…つい見惚れてしまいました」
私は間抜けに開いた口を固く閉じる。
「今夜の瑞希さんだってとてもキレイですよ。そうでしょ?院長」
「ん、あ・・・」
隼也さんはまともに私の姿を見ようとはせず、返事を濁した。