HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
パーティを終えた私達はスイートルームに宿泊した。

部屋に入った途端、隼也さんは強引に私を抱き締めて甘いキスを落として来た。
「・・・ドレスアップした瑞希を見て…理性を堪えるのは苦行だった…」

甘く蕩けたキスの後、彼は頬を染めて呟いた。

「隼也…さん!?」

「四十手前のオジサンを欲情させるなんて…お前は陽依さんよりも色気あるぞ」

彼は上着を脱ぎ、ソファに放り出してタイを外した。

「先にシャワー浴びるか?それとも一緒にシャワー浴びるか?」

「えっ!?あ・・・隼也さんに任せます…」

「じゃ一緒だ…」

彼はニヤリと笑って、私をバスルームへと誘う。
「一緒にシャワー浴びる前に、陽依さんから借りたイヤリングは外さないとな」

隼也さんが耳許で揺れるダイヤのイヤリングを手を伸ばした。


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