HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「さっきの美女と院長の関係が気になるのか?」
「見てたんですか?」
「遠目からな…」
私は立ち上がり、宇佐美社長を見る。
「それよりも院長夫人は小児病棟勤務だよな…俺の秘書も多分、そこに居るんだ。案内してくれ」
「秘書?」
「名前は柏原…昔…ヤツの娘が入院していたと訊いている」
「柏原!?もしかして…髭のオジサンですか?」
「髭のオジサン?アイツ…そんな風に言われてるのか?」
顎にちょび髭を生やしてるので、私達の間では髭のオジサンと呼ばれていた。
髭のオジサンの娘は重い心臓病で、移植でしか助からないと言われていた。
院内で、移植の募金を集め、移植手術を受けるために家族で渡米。
移植には成功したものの、拒絶反応で亡くなってしまった。
私が看護師として、働く以前の話で詳しくは知らない。
髭のオジサンは何処かの会社社長の秘書だと訊いていたけど。
まさか、宇佐美社長の秘書だとは・・・
「分かりました…小児病棟へ案内します」
「サンキュー」
「見てたんですか?」
「遠目からな…」
私は立ち上がり、宇佐美社長を見る。
「それよりも院長夫人は小児病棟勤務だよな…俺の秘書も多分、そこに居るんだ。案内してくれ」
「秘書?」
「名前は柏原…昔…ヤツの娘が入院していたと訊いている」
「柏原!?もしかして…髭のオジサンですか?」
「髭のオジサン?アイツ…そんな風に言われてるのか?」
顎にちょび髭を生やしてるので、私達の間では髭のオジサンと呼ばれていた。
髭のオジサンの娘は重い心臓病で、移植でしか助からないと言われていた。
院内で、移植の募金を集め、移植手術を受けるために家族で渡米。
移植には成功したものの、拒絶反応で亡くなってしまった。
私が看護師として、働く以前の話で詳しくは知らない。
髭のオジサンは何処かの会社社長の秘書だと訊いていたけど。
まさか、宇佐美社長の秘書だとは・・・
「分かりました…小児病棟へ案内します」
「サンキュー」