HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
宇佐美社長の秘書・柏原さんの娘は残念ながら、亡くなってしまったけど、時々病棟に現れては入院する子供たちにプレゼントを届けてくれた。
勿論、ナースステーションに居る私達にもスイーツなどを差し入れて、労いの言葉をくれる優しい人。
「看護師長、柏原さんは?」
ナースステーションを出て行こうとする乾看護師長に話し掛けた。
「高木さん…隣の方は?」
「柏原さんが秘書を務める宇佐美社長です」
「宇、宇佐美社長って…『フロンティアメディカル』の??」
「あ、いえ、『フロンティアメディカル』は叔父の会社で…俺はフロンティアホテルなどのホテル事業や不動産業の方を営む『フロンティアカンパニー』の社長を務めています」
宇佐美社長は上着のポケットから名刺を取り出し、乾看護師長に渡した。
「私は小児科の看護師長の乾です。よろしくお願いします」
「こちらこそ…で、俺の秘書はどちらに?」
「プレイルームだと思います。高木さん、案内してあげて」
「分かりました。私が案内します。宇佐美社長」
勿論、ナースステーションに居る私達にもスイーツなどを差し入れて、労いの言葉をくれる優しい人。
「看護師長、柏原さんは?」
ナースステーションを出て行こうとする乾看護師長に話し掛けた。
「高木さん…隣の方は?」
「柏原さんが秘書を務める宇佐美社長です」
「宇、宇佐美社長って…『フロンティアメディカル』の??」
「あ、いえ、『フロンティアメディカル』は叔父の会社で…俺はフロンティアホテルなどのホテル事業や不動産業の方を営む『フロンティアカンパニー』の社長を務めています」
宇佐美社長は上着のポケットから名刺を取り出し、乾看護師長に渡した。
「私は小児科の看護師長の乾です。よろしくお願いします」
「こちらこそ…で、俺の秘書はどちらに?」
「プレイルームだと思います。高木さん、案内してあげて」
「分かりました。私が案内します。宇佐美社長」