HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
私の瞳からはぽろぽろと涙が零れる。
「瑞希!?」

「私は素直にこの子の誕生を喜んであげられなかったから…」

「・・・それは…隼君のコトもあって…そう思ったんだろ?悪いのは俺のせいだ」

互いに自分を責め合った。

すると私の涙に反応したのかお腹の中に何か這うような感覚が起きた。

「これって…?」

「どうした?」

「赤ちゃんが動いた・・・」
「えっ?」

少しだけ出て来たお腹に手を当てた。
そして、またピクンと動く。

「胎動か?」

「みたい…」

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