HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
お姉ちゃんが病室のベットの上体を起こして待って居た。
お姉ちゃんの腕の中には生まれて間もない赤子の姿が。
「この子は?」
「瑞希と隼也さんの赤ちゃんよ…可愛いわね」
―――私と隼也さんの赤ちゃん…
「早く受け取るのよ。瑞希さん」
振り返るとそこには陽依さんが立っていた。
「彩芽さんが貴方達の子供を死から護ったの…だから、早く貴方が抱っこするのよ。瑞希さん」
私は陽依さんに急かされ、赤子を受け取った。
私の腕の中でスヤスヤと眠る我が子。
夢なのに、この子はカラダはとっても温かい…
「ありがとう…瑞希…私の代わりに隼也さんを幸せにしてね…」
「お姉ちゃん!?」
「この子を絶対に離さないでね…しっかりと抱っこするのよ…瑞希」
白い靄がかかり、次第に姉の姿が遠ざかっていく。
私はこの子を抱き締め、姉の姿を追おうとしたけど。
陽依さんが止めた。
「そっちはダメよ…彩芽さんと同じ世界に行ってしまう。貴方と赤ちゃんの居場所はこっちよ…瑞希さん」
陽依さんが私の肩を抱き、眩い世界へと誘ってくれた。
私は彼女に誘導されて―――・・・
お姉ちゃんの腕の中には生まれて間もない赤子の姿が。
「この子は?」
「瑞希と隼也さんの赤ちゃんよ…可愛いわね」
―――私と隼也さんの赤ちゃん…
「早く受け取るのよ。瑞希さん」
振り返るとそこには陽依さんが立っていた。
「彩芽さんが貴方達の子供を死から護ったの…だから、早く貴方が抱っこするのよ。瑞希さん」
私は陽依さんに急かされ、赤子を受け取った。
私の腕の中でスヤスヤと眠る我が子。
夢なのに、この子はカラダはとっても温かい…
「ありがとう…瑞希…私の代わりに隼也さんを幸せにしてね…」
「お姉ちゃん!?」
「この子を絶対に離さないでね…しっかりと抱っこするのよ…瑞希」
白い靄がかかり、次第に姉の姿が遠ざかっていく。
私はこの子を抱き締め、姉の姿を追おうとしたけど。
陽依さんが止めた。
「そっちはダメよ…彩芽さんと同じ世界に行ってしまう。貴方と赤ちゃんの居場所はこっちよ…瑞希さん」
陽依さんが私の肩を抱き、眩い世界へと誘ってくれた。
私は彼女に誘導されて―――・・・