HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
彼のマンションは病院の近くに建つ低層の高級マンション『アーバンレジデンス』
高級感が漂うエントランスに床は総大理石。
「へぇー…外観もいいけど…内装もいいですね」
「・・・急ぐぞ。瑞希」
エントランスをキョロキョロ見回す私の腕を隼也さんが掴んだ。
「ゴメンなさい…」
慌てた様子でエントランスの自動扉を潜り、駐車場へと向かう。
「お前のおかげで…朝の申し送り遅刻しそうだ」
「えっ!?あ…私もだ…」
自分のスマートフォンで時間を確かめ、みるみる顔から血の気が引く。
「全く…」
隼也さんの車は左ハンドルの高級車。
センサー付きの車のキーでドアのロックを解除して、助手席の扉を開けた。
「ほら、乗れっ。瑞希」
「で、でも・・・そこは…」
助手席はお姉ちゃんの席。
私が座っていいのだろうか?
「つべこべ言わず…早く乗れっ!!」
隼也さんは私を助手席に押し込んで、扉を閉めた。
高級感が漂うエントランスに床は総大理石。
「へぇー…外観もいいけど…内装もいいですね」
「・・・急ぐぞ。瑞希」
エントランスをキョロキョロ見回す私の腕を隼也さんが掴んだ。
「ゴメンなさい…」
慌てた様子でエントランスの自動扉を潜り、駐車場へと向かう。
「お前のおかげで…朝の申し送り遅刻しそうだ」
「えっ!?あ…私もだ…」
自分のスマートフォンで時間を確かめ、みるみる顔から血の気が引く。
「全く…」
隼也さんの車は左ハンドルの高級車。
センサー付きの車のキーでドアのロックを解除して、助手席の扉を開けた。
「ほら、乗れっ。瑞希」
「で、でも・・・そこは…」
助手席はお姉ちゃんの席。
私が座っていいのだろうか?
「つべこべ言わず…早く乗れっ!!」
隼也さんは私を助手席に押し込んで、扉を閉めた。