HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
私はゆったりとした大きさのレザーソファに腰を下ろして、違った目線の高さから部屋を見渡した。
アンティーク調の木製のバーカウンターが気になった。
その場所だけを切り取って見れば、何処かのお洒落なバーに来たのかと感じてしまう。
バーカウンターの向こうには清潔感溢れるアイランド型の広いキッチンルーム。
冷蔵庫の隣には小さなワインセラーがあった。
隼也さんはワインがスキなんだと初めて知った。
―――今日から私は此処に住む。
「あーさっぱりした」
「えっ?」
隼也さんは髪をガシガシとタオルで拭きながら、腰にバスタオルを巻いた姿で現れた。
カラダだけを見ればとてもアラフォーには見えない筋肉質な引き締まった体躯。
私は彼の腕の中に抱かれたんだ(記憶はないけど)
「あの…隼也さん…服着てください」
真っ赤に顔して彼に訴える。
「・・・此処はもう俺の部屋だ。お前の指示は受けないぞ、瑞希」
するとインターホンが鳴った。
「引っ越し屋さんが来ましたよ!!早く着替えないと」
私は彼の背中を押した。
アンティーク調の木製のバーカウンターが気になった。
その場所だけを切り取って見れば、何処かのお洒落なバーに来たのかと感じてしまう。
バーカウンターの向こうには清潔感溢れるアイランド型の広いキッチンルーム。
冷蔵庫の隣には小さなワインセラーがあった。
隼也さんはワインがスキなんだと初めて知った。
―――今日から私は此処に住む。
「あーさっぱりした」
「えっ?」
隼也さんは髪をガシガシとタオルで拭きながら、腰にバスタオルを巻いた姿で現れた。
カラダだけを見ればとてもアラフォーには見えない筋肉質な引き締まった体躯。
私は彼の腕の中に抱かれたんだ(記憶はないけど)
「あの…隼也さん…服着てください」
真っ赤に顔して彼に訴える。
「・・・此処はもう俺の部屋だ。お前の指示は受けないぞ、瑞希」
するとインターホンが鳴った。
「引っ越し屋さんが来ましたよ!!早く着替えないと」
私は彼の背中を押した。