あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
ねえ、祐誠さん…私、わかったよ。


あなたにもらった言葉、素直に嬉しかったから。


これって…


恋…だよね。


祐誠さんを想う気持ち。


『好きだ』っていう、強い強い想い。


ずっとかたくなに開けなかった蕾が、まるで一気に花を咲かせたみたいだった。


「祐誠さん…私も…」


あなたのおかげで、私は自分の気持ちを見つけられた。


ずっと探してた…


『答え』を。


涙が溢れて、胸が苦しい。


でも、頑張って言わなきゃ…


「私も…あなたが…好き」


込み上げる熱い想い。


ちゃんと…言えた。


「雫、嬉しいよ」


すぐ目の前にあるあなたの顔…


どうしてそんなに綺麗なの?


目と目が逢う。


恥ずかしくて目を逸らす。


また…見つめ合う。


そして、私の唇に、あなたの唇が…そっと重なった。
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