あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
軽く触れるだけで、体の中に何かが走る。


そして…また、唇を唇で塞がれた。


いいのかな…


私みたいな女が、こんな素敵な人に抱かれても…


胸を焦がすような祐誠さんの激しさに、そんな思いが一瞬浮かんだ。


だけど、もう止められない。


こんな風に自分を素直に出せることが、不思議で仕方なかった。


気づいたら、ブラウスのボタンが外されて、祐誠さんは私の胸の辺りに何度もキスをした。


どうにか冷静になろうとした。


だけど、ワイシャツを脱いだ祐誠さんのあまりにも艶美な体を目にしたら、冷静になるどころかますます動悸が激しくなった。


細身なのにその引き締まった体…


そこに少しだけ滲む汗。


胸に触れると筋肉質な感触に、ドキドキを超えた興奮が押し寄せてきた。
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