あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
きっと、顔が赤くなってるだろう。


「雫には意地悪したくなる。もっと雫が乱れるとこ…見てみたい」


おでこに軽くキスをする。


「祐誠さん…」


「これから、ずっと可愛がってあげるから」


「私、祐誠さんに抱かれて幸せです。でも、本当に…良かったんですか? 私とこんな関係になって…」


「愛してるって言わなかった? 俺は雫が好きだから抱いた。それが全てだ」


そう言って、頭をゆっくりと撫でてくれた。


「雫…俺と付き合って。ずっと側にいてくれ」


祐誠さん…


「本当に私なんかでいいんですか? 付き合うってことは、恋人になるってこと…ですよ」


当たり前のこと聞いてる。


「もちろんだ」


「私、あなたが好きです。でも、全てにおいて釣り合わないし、こんな私が彼女なんて、誰も納得しませんよ」


「誰もって…誰のこと?」


「だ、誰って…祐誠さんの周りにいる上流階級の人達」


「雫は…そんなこと気にするのか」
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