あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
私は濡れた手のままなのに、ギュッとされてキュンとなる。


何度、祐誠さんに同じことされても、そのたびにドキドキしてしまう。


「後で一緒にお風呂に入ろう」


お、お風呂に…?


スッピンは何とか見せたけど、一緒にお風呂は…ちょっとハードル高いよ。


「いいよね?」


「あ…はい…」


「じゃあ、これ手伝う」


2人で食器を片付ける。


どうしよう、やっぱりお風呂は緊張しちゃう。


でも、裸を見せあった仲だし…


こ、これも経験だよね。


うん、そうだよ。


祐誠さんは私の好きな人なんだし…って、洗いものをしながらいろいろ考えた。


こうやって…私達は少しずつお互いを知っていくんだな。


付き合うって、こういうことなんだ。
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