あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
2人で広いお風呂に浸かる。


優しい雰囲気のインストゥルメンタルが静かに流れ、とても心地良い。


私の後ろから腕を回す祐誠さん。


胸の辺りに感じるその感覚と、背中にピッタリ張り付く祐誠さんの体の感触。


裸のままでの密着は…やっぱり、すごく恥ずかしい。


こんな明るいところで改めて体を見られるの、すごく抵抗ある。


小さなアザとかホクロとか、もしかしてシミとかもあるかも?


私は、思わずジャグジーのボタンを押した。


小さな泡がプツプツと立って…私の体を包む。


「き、気持ちいいですね。このジャグジー」


笑ってごまかす。


「ちゃんと雫の体…見たいのに」


「あ、あんまり見ないで下さい。私の体、綺麗じゃないですから…」


「そんなことない。白くて透き通った肌。すべすべして、すごく…柔らかい。ずっとこうしていたい…」
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