あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
「お互い何も隠し事をせず、仲良く明るい家庭を作ろう」


仲良く明るい家庭…それは私の理想。


いつだって笑ってたい、どんな時も。


「はい…私、家事とかもまだまだですけど、良い奥さんになれるよう努力します」


そう言ったら、私の顔を見て、


「頑張らなくていい。雫は今のままで十分だ。自然でいい。俺も…そうする。一緒にいて窮屈にならないような、そんな関係でいたいんだ」


素敵で優しい言葉。


「祐誠さん…」


「仕事で忙しくて、寂しい思いをさせることもあるかも知れないけど…それでも、雫のこと、いつだって誰よりも大切に想ってるから。それは絶対に忘れないでほしい」


「もちろんです。仕事で頑張ってる祐誠さんを私はいつも応援して尊敬してますから。でも…そんな風に言ってもらえて、やっぱり嬉しいです。いつも私を想ってくれてるなんて…」


祐誠さんは、微笑みながら私の頬に触れた。


「そうだな…結婚式はいつにしようか。しばらく仕事は立て込んでいるけど、雫の思いを聞かせて」
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