あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
『もう…電話しない…ね。声聞いたら…会いたくなってしまうから。今も、本当は…すごく会いたいよ。でも、我慢する』


『希良君…』


『遠くからあなたの幸せを…いつまでも祈っています。最後に言わせて。僕と出会ってくれて本当にありがとう。一緒に行ったテーマパーク、楽しかったし、幸せだったよ。雫さんは最高の女性だ。あなたを超える人なんて、世界中どこを探しても見つからない。本当にありがとう。じゃあ、体に気をつけてね。バイバイ』


あれから…


希良君とは、1度も連絡を取っていない。


きっと、立派な先生になってるね。


もしかして今頃、結婚してパパになって子育てなんかしてるかもね。


そう思うと嬉しくなる。


希良君は、本当に素晴らしい青年だ。


君のことは、私の記憶の中にいつまでもずっとキラキラ輝く思い出として残っていくよ。
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