あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
「祐誠さん、ダメ…そんなことしたら…」


言葉とうらはらに、心では『もっと、もっと激しくして…』って、一生懸命ねだってる。


「雫…綺麗だ」


「あっ…あぁ…っ」


祐誠さんの大人な指は、悪戯に何度も私の中に入ってくる。


「まだまだ逃がさない。雫が乱れる姿もっと見ていたい」


祐誠さんは、私を容赦なく攻め続ける。


「もうダメっ、ああっっ…私…」


口を押さえても、そこから我慢できない声が漏れ出す。


私は、自分の体を支えられなくて、ペタリとフローリングに座り込んだ。


ぐったりとした私の唇に、祐誠さんはニコッと笑って優しくキスを落とした。


年齢を重ねても、2人ともお互いの体を求め続けてる。


それは…


私達夫婦にとって、愛情確認の行為でもあった。


いつまでも美しい体の祐誠さんに抱かれ『私は愛されてるんだ』って、泣けるほどにそう思った。
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