あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
「雫さん…今日、僕…本当に楽しかったよ。こんなに楽しかったのは、人生で初めてだった。また、こんな風にあなたとデートしたい…ってすごく思います。だから…」


希良君の瞳、本当に綺麗。


その曇りのない瞳をじっと見つめてたら…


私、何だか吸い込まれそうになるよ。


そしたら…


希良君、深く呼吸したあとに言ってくれたんだ。


「雫さん、僕はあなたが好きです。大好きです。僕と…付き合って下さい」


って。


少し…声、震えてる。


泣きそうな顔をグッと堪えて、笑顔でいてくれてる希良君。


一生懸命言ってくれたんだと思うと、すごくキュンとして胸が熱くなった。


若くてイケメンな希良君からの、こんなにも素敵な告白。


「どうして? どうして私なの? 希良君の周りには、大学とかバイト先にでもたくさん若くて可愛い女の子がいるでしょ? なのに、なんでこんな私にそんなこと言ってくれるの?」
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