あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
「すみません。相談、また今度にしましょうか?」


私は申し訳なく思った。


「何言ってるの、ダメダメ。相談したいことは、1秒でも早くした方がいいんだから。私なら大丈夫。優しい雫ちゃんの顔みたら、ちょっと弱音吐きたくなっちゃっただけ。ごめんね」


関西弁、もう終わった。


ちょっと残念。


「そんな…あんこさん、それは弱音じゃないですよ。本当に、いっつも頑張っててすごいって尊敬してます。あ、じゃあ私、何か作りますね」


「ありがとう~雫ちゃんみたいな優しい人がうちにいてくれて本当に有難いわ」


私はあんこさんにテーブルに座っててもらって、パスタを作って飲み物と一緒に出した。


「お待たせしました。あんこさんはアイスコーヒー。私は…」


「ロイヤルミルクティー…でしょ?」
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