あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
私の好みはみんなに知られてる。


「やっぱりこれがいいんですよね。いただきます」


私もテーブルについて、2人で食べ始めた。


パスタを完食し、飲み物だけになってから、私は話を始めた。


あんこさんも真剣モードに入ってる。


ちょっとドキドキするな…


何から話そう?


「あの…」


声が乾いてる。


ミルクティーを1口。


喉を潤して、また話し始める。


「私、前に思いっきりフラレたじゃないですか…あの時、あんこさん達に励ましてもらって、何とか立ち直れました」


「…うん」


「あれから、自分の中で恋愛なんてしないって決めてしまってて。でも、やっぱりそれじゃダメだって思えて。今まで特に気になる人や好きになる人もいなかったんです、本当に。だけど、最近、気になる人が2人いて…」


「気になる人…?」


「はい…」


「当ててみようか?」
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