二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!
「危険だろう。もし本当に魔女だったらどうするんだ」
「だって今は魔女という存在は受け入れられているんでしょう?だったらいい魔女かもしれないし、ただの人間かもしれない。それを私が調べてくるわ」
「俺か侍女をお伴にしろ」
「怪しまれないように一人でこっそり行く方がいいと思う。その方が身軽だしね」
「……はあ」
一人意気込む私の決意を覆すくらい、アズールは大きなため息をつく。
頭を抱えながら私を呆れた目で見つめた。
「そういう強情なところはシャルロットに似ている」
「ん?それはいい意味、悪い意味?」
「いい意味で言ってるんだ」
アズールは立ち上がると、デスクの引き出しを開けた。何かを掴むと、またこちらへ戻ってくる。
「これを」
アズールは私の首にそっとネックレスを掛けた。チャームの部分は大きくて綺麗な宝石が嵌め込まれている。
アズールは私に見せるように宝石を手に取った。
「これは御守りだ。何かあれば身代わりになってくれる。絶対に深追いするなよ」
その真剣な目に引き込まれ、私の心臓がきゅんきゅんと悲鳴を上げた。
「どうした?」
動かなくなった私を見て、アズールは怪訝な顔をする。
「アズール、かっこいい」
「は?ナコ、俺は真剣に言っているのだが?」
「私も真剣に言ってるよ!さすが私の推しアズール、かっこいい!」
「……未だによくわからないが、……まあ、何というか、……ありがとう」
恋の矢で撃ち抜かれた私の心臓はキュン死した。
ああ、また鼻血が出そうだ。
「だって今は魔女という存在は受け入れられているんでしょう?だったらいい魔女かもしれないし、ただの人間かもしれない。それを私が調べてくるわ」
「俺か侍女をお伴にしろ」
「怪しまれないように一人でこっそり行く方がいいと思う。その方が身軽だしね」
「……はあ」
一人意気込む私の決意を覆すくらい、アズールは大きなため息をつく。
頭を抱えながら私を呆れた目で見つめた。
「そういう強情なところはシャルロットに似ている」
「ん?それはいい意味、悪い意味?」
「いい意味で言ってるんだ」
アズールは立ち上がると、デスクの引き出しを開けた。何かを掴むと、またこちらへ戻ってくる。
「これを」
アズールは私の首にそっとネックレスを掛けた。チャームの部分は大きくて綺麗な宝石が嵌め込まれている。
アズールは私に見せるように宝石を手に取った。
「これは御守りだ。何かあれば身代わりになってくれる。絶対に深追いするなよ」
その真剣な目に引き込まれ、私の心臓がきゅんきゅんと悲鳴を上げた。
「どうした?」
動かなくなった私を見て、アズールは怪訝な顔をする。
「アズール、かっこいい」
「は?ナコ、俺は真剣に言っているのだが?」
「私も真剣に言ってるよ!さすが私の推しアズール、かっこいい!」
「……未だによくわからないが、……まあ、何というか、……ありがとう」
恋の矢で撃ち抜かれた私の心臓はキュン死した。
ああ、また鼻血が出そうだ。