二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!
◇◇◇
謎の女性は堂々と城の門から外へ出た。
(どういうこと?衛兵は?)
こっそりと門へ近づく。
左右に立っている衛兵は目を閉じていた。
(え?寝ているの?サボってるの?)
私が近づいても起きる気配はない。よくわからないけど、好都合だ。私もこのまま城の外に出ていける。
私は謎の女性を見失わないように、適度に距離を保ちながら後をつけた。幸い木や建物が点在していて、尾行するにはうってつけだ。
やがて女性は森に入った。
私も森の入口までは行ってみたものの、さすがに薄暗く不気味で足が止まった。
どうしよう。
ランタンも持っていない。
でも見失ってしまう。
せっかくここまで来たのに。
躊躇しているとふいに肩を叩かれて飛び上がるほど驚いた。振り向けば怪しげな男性が三人、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
そして声をかけられた。
「お嬢ちゃんこんなところで何をしているんだ?」
「一人なのかい?」
「良い服着ているな。どこかの令嬢か?」
「この森に入るのか?親切な俺たちが着いていってやるよ」
直感的にやばいと思った。
「いえいえ結構です。間に合ってます」
私は全力で拒否する。
「遠慮するなって」
一人の男が私の腕をつかんだ。
乱暴につかまれ、腕に痛みが走る。
謎の女性は堂々と城の門から外へ出た。
(どういうこと?衛兵は?)
こっそりと門へ近づく。
左右に立っている衛兵は目を閉じていた。
(え?寝ているの?サボってるの?)
私が近づいても起きる気配はない。よくわからないけど、好都合だ。私もこのまま城の外に出ていける。
私は謎の女性を見失わないように、適度に距離を保ちながら後をつけた。幸い木や建物が点在していて、尾行するにはうってつけだ。
やがて女性は森に入った。
私も森の入口までは行ってみたものの、さすがに薄暗く不気味で足が止まった。
どうしよう。
ランタンも持っていない。
でも見失ってしまう。
せっかくここまで来たのに。
躊躇しているとふいに肩を叩かれて飛び上がるほど驚いた。振り向けば怪しげな男性が三人、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
そして声をかけられた。
「お嬢ちゃんこんなところで何をしているんだ?」
「一人なのかい?」
「良い服着ているな。どこかの令嬢か?」
「この森に入るのか?親切な俺たちが着いていってやるよ」
直感的にやばいと思った。
「いえいえ結構です。間に合ってます」
私は全力で拒否する。
「遠慮するなって」
一人の男が私の腕をつかんだ。
乱暴につかまれ、腕に痛みが走る。