二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!
その後すっかりシャルロットの記憶をなくした彼女は、初めこそ心配そうな顔をしていたが、すぐに明るく積極的な性格に変化した。
以前のようなおしとやかで可憐で周囲に護られないと生きていけないような、そんな弱い王女の姿はどこにもなかった。
だがなぜか以前と同じように図書館が大好きでよく通う。そこではジャンクが働いている。記憶を失くしても、二人には惹かれ合うものがあるのだろうか?まったく性格が違うように見えるシャルロットだが、やはり根底は変わらないということか。
「図書館に行きたい」
俺か侍女を伴わなければならないシャルロットは、毎回俺にそう告げた。疑いの気持ちが顔に出てしまったのだろう、シャルロットは遠慮がちに言った。
「アズールが行きたくないならお伴は侍女に頼むから大丈夫だよ?」
いちいち俺に気を遣ってくるのが腹立たしく思える。
俺のことは嫌っていたはずだろう?
彼女は一体何を考えているのだ。
図書館へ行けば、ジャンクも相変わらずシャルロットに近づいた。以前と同じように、シャルロットのことが好きだと、俺の監視があるにも関わらず想いをぶつけるのだ。
シャルロットもまんざらではない様子でジャンクに接している。
もしかして二人は共謀している?
いや?
わからないことだらけだ。
以前のようなおしとやかで可憐で周囲に護られないと生きていけないような、そんな弱い王女の姿はどこにもなかった。
だがなぜか以前と同じように図書館が大好きでよく通う。そこではジャンクが働いている。記憶を失くしても、二人には惹かれ合うものがあるのだろうか?まったく性格が違うように見えるシャルロットだが、やはり根底は変わらないということか。
「図書館に行きたい」
俺か侍女を伴わなければならないシャルロットは、毎回俺にそう告げた。疑いの気持ちが顔に出てしまったのだろう、シャルロットは遠慮がちに言った。
「アズールが行きたくないならお伴は侍女に頼むから大丈夫だよ?」
いちいち俺に気を遣ってくるのが腹立たしく思える。
俺のことは嫌っていたはずだろう?
彼女は一体何を考えているのだ。
図書館へ行けば、ジャンクも相変わらずシャルロットに近づいた。以前と同じように、シャルロットのことが好きだと、俺の監視があるにも関わらず想いをぶつけるのだ。
シャルロットもまんざらではない様子でジャンクに接している。
もしかして二人は共謀している?
いや?
わからないことだらけだ。