二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!
「お母様、今の私は見た目はシャルロットですが中身は昔のシャルロットではないのです。だから、王様と結婚するのを反対しません。むしろ大歓迎しますよ。私のお母様になってくださるんでしょう?」
ニコリと微笑むと、お母様の瞳が大きく揺れる。
「王女様……」
「こほん。……母さん、息子の俺の気持ちは尊重してくれないのかな?」
おとなしく話を聞いていたジャンクが方眉を上げながらわざとらしく咳払いをする。
「ジャンク……」
「もっと早く教えてくれていたらよかったのに。いろいろ驚きはしたけど、別に俺は反対はしないよ。母さんの幸せが俺の幸せだから、早く幸せになってよ」
ジャンクはお母様の手を取ると、柔らかく微笑んだ。それはとてもあたたかくてジャンクの優しさが滲み出ているようだ。本当にジャンクは聞き分けのいい、いいやつだ。見ているだけでこちらまで幸せな気持ちになる。
「よかったね~」
私が呟くも、なぜかアズールだけがムスッとした顔をしていた。
そうか、アズールはシャルロットの婚約者に仕立て上げられたんだもんね。被害者……だよね。怒るのも無理はない、か。
「騎士隊長さんも、迷惑かけてすみませんでした」
お母様が頭を下げると、アズールはほんの少し表情を緩める。文句のひとつでも言うのかと思いきや、お母様と王様の仲を祝福した。
「いえ、今後はいろいろ誤解なきよう、王様と表立ってお付き合いされますことを望みます」
一見クールな受け答えだが、私にはアズールの優しさが感じられて胸が熱くなった。
ニコリと微笑むと、お母様の瞳が大きく揺れる。
「王女様……」
「こほん。……母さん、息子の俺の気持ちは尊重してくれないのかな?」
おとなしく話を聞いていたジャンクが方眉を上げながらわざとらしく咳払いをする。
「ジャンク……」
「もっと早く教えてくれていたらよかったのに。いろいろ驚きはしたけど、別に俺は反対はしないよ。母さんの幸せが俺の幸せだから、早く幸せになってよ」
ジャンクはお母様の手を取ると、柔らかく微笑んだ。それはとてもあたたかくてジャンクの優しさが滲み出ているようだ。本当にジャンクは聞き分けのいい、いいやつだ。見ているだけでこちらまで幸せな気持ちになる。
「よかったね~」
私が呟くも、なぜかアズールだけがムスッとした顔をしていた。
そうか、アズールはシャルロットの婚約者に仕立て上げられたんだもんね。被害者……だよね。怒るのも無理はない、か。
「騎士隊長さんも、迷惑かけてすみませんでした」
お母様が頭を下げると、アズールはほんの少し表情を緩める。文句のひとつでも言うのかと思いきや、お母様と王様の仲を祝福した。
「いえ、今後はいろいろ誤解なきよう、王様と表立ってお付き合いされますことを望みます」
一見クールな受け答えだが、私にはアズールの優しさが感じられて胸が熱くなった。