王子様ができるまで


「パパね、やっぱり借金を抱えてたみたいなの。
それでもし私たち二人に危険が及んだら大変だから、離婚してくれって。」


「そっか…。」


なんともお父さんらしい言葉。

いつの間に借金作ってたんだか…。


「本当にどうしようもないなー、あの人。」

「そうね…。」


珍しくお母さんも同意した。

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