こっちを見て
雅人「楓くんだっけ?
美桜の事大切にしてるんだね」
まだ僕の前にいた雅人くん
楓『美桜ちゃんと何かあったの?』
間違いなく美桜ちゃんは
雅人くんを嫌っていた
というか、雅人に脅えていた
でも、僕の目に映る
目の前の雅人くんはそんな
美桜ちゃんを傷つけるような人には
見えなかった
雅人「僕は美桜を傷つけたんだよ」
何かを諦めたように笑う顔は
本当に寂しそうだった
楓『そうなんだ』
雅人「うん」