こっちを見て
雅人「ずっと好きでした」

美桜「え?」

雅人「小学生の頃からかな?
もうずーっと美桜の事好きだった
で、今も好きだよ」


苦しそうな笑顔の雅人君に
こっちも苦しくなる


心ではわかってるのに
臆病な私は言葉に出せない


雅人「だからちゃんと断ってよ
そしたら俺も区切りつけれるから」


私の心を見透かしているような
言葉に涙がこぼれる



美桜「ごめん
雅人くんの気持ちには答えれない」


雅人「うん、わかってたよ」


美桜「でも、ありがとう」


雅人「んーん、こちらこそありがとう」


これでまた2人とも
新しいスタート地点に立った


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