友達以上はもう恋愛
プロローグ
私は音楽が大好きだ……。
J-POP,ボカロ,アニソン,洋楽,ロック……どの音楽にも良さがある。
音楽を聴けば辛いことだって忘れられる。どんな時も楽しく居られる。
だから私は音楽が好き。
だけど私の両親はそれを否定する。
辛かった……。好きな物を否定され、現実を突き付けられて、私に夢を与えてくれない。
「私は絶対この夢を叶えてやる!!」
その言葉を残して私は実家を飛び出した。
必死に勉強して掴んだ専門学校への入学。私は特待生で入りお金は全額免除。親に頼らず自分の力で掴んだ夢。……絶対叶えてやる。
私は何も考えずただひたすらに東京を目指した。
高校生の時、勉強と両立してやったバイトのお金は将来のために殆ど貯金をしていたため、それなりにある。
しかし機材に費やしたいのでバイトで貯めたお金は直ぐに消えるだろう。
東京でまたバイトをすれば良いが、その前に自分の住む家がない。
両親は私の上京を反対していたので住まい探しも手伝ってはくれなかった。
私は住む場所もないまま、電車に揺れる。
「住む場所……どうしよう……。」
私は1人で俯きながらスマホに目をやる。
するとLINEの友達欄に"壮馬"という名前が目に入った。
(そういえば……壮馬って東京に住んでたよね…………?)
私は壮馬とのトーク画面に移り、一か八かでSOSを出した。
【壮馬……助けて……。
私、東京に上京してきたんだけど住む場所がなくて困ってるの………………。一日だけでも良いから壮馬の家に泊まらせてもらえないかな……?】
「駄目に決まってるよね……私女子だし。」
そう思いながらも既読が付くのを待つ。
すると5分後ぐらいに壮馬から一通のメッセージが来た。
【え……、住む場所決めてなかったの?実は俺、シェアハウスしてるんだけどね1つ部屋が余ってるんだけど、夕緋そこ住む?】
「えっ!?」
そのメッセージが来た瞬間驚きの声が隠せなかった。
【え!?!?ほんとに良いの!?
……でも家賃とか高いんでしょ……?】
【家賃はバイトで支払えるぐらいだよ!
でも部屋以外の空間は全部共同だから、騒音とかは酷いよ💦
それでも良いならおいでよ!】
こんなに嬉しい話はない。
壮馬も私と同じ専門学校に通う仲間で会えたらいいねーなんて話していたけど本当に壮馬と会える日が来るなんて思わなかった。しかも一緒に暮らすなんて……。
他の人達とも仲良くできるかな…なんて思いながら私は壮馬にOKを出した。
【全然大丈夫!!……私シェアハウス住みたい!】
【OK!じゃあ大家さんにも伝えとくね。……夕緋って今東京向かってるの?】
【ありがとうございます!今向かってるよー。】
【じゃあ着いたらハチ公前に居て!俺迎えに行くよ。】
【ほんと!?嬉しい、ありがとう!!】
私が送ったメッセージに既読が付くと壮馬は"OK"の文字が書いてあるスタンプを送ってきた。
「壮馬は優しいなぁ〜……。」
私はそう呟きながらスマホの電源を切り、電車の窓から景色を眺める。
いよいよ私の東京生活が始まろうとしている。
シェアハウスに住んでいる人はどんな人達だろう……。
きっと楽しいよね……。
そうワクワクしながら東京までの時間を楽しんだ。
私は音楽が大好きだ……。
J-POP,ボカロ,アニソン,洋楽,ロック……どの音楽にも良さがある。
音楽を聴けば辛いことだって忘れられる。どんな時も楽しく居られる。
だから私は音楽が好き。
だけど私の両親はそれを否定する。
辛かった……。好きな物を否定され、現実を突き付けられて、私に夢を与えてくれない。
「私は絶対この夢を叶えてやる!!」
その言葉を残して私は実家を飛び出した。
必死に勉強して掴んだ専門学校への入学。私は特待生で入りお金は全額免除。親に頼らず自分の力で掴んだ夢。……絶対叶えてやる。
私は何も考えずただひたすらに東京を目指した。
高校生の時、勉強と両立してやったバイトのお金は将来のために殆ど貯金をしていたため、それなりにある。
しかし機材に費やしたいのでバイトで貯めたお金は直ぐに消えるだろう。
東京でまたバイトをすれば良いが、その前に自分の住む家がない。
両親は私の上京を反対していたので住まい探しも手伝ってはくれなかった。
私は住む場所もないまま、電車に揺れる。
「住む場所……どうしよう……。」
私は1人で俯きながらスマホに目をやる。
するとLINEの友達欄に"壮馬"という名前が目に入った。
(そういえば……壮馬って東京に住んでたよね…………?)
私は壮馬とのトーク画面に移り、一か八かでSOSを出した。
【壮馬……助けて……。
私、東京に上京してきたんだけど住む場所がなくて困ってるの………………。一日だけでも良いから壮馬の家に泊まらせてもらえないかな……?】
「駄目に決まってるよね……私女子だし。」
そう思いながらも既読が付くのを待つ。
すると5分後ぐらいに壮馬から一通のメッセージが来た。
【え……、住む場所決めてなかったの?実は俺、シェアハウスしてるんだけどね1つ部屋が余ってるんだけど、夕緋そこ住む?】
「えっ!?」
そのメッセージが来た瞬間驚きの声が隠せなかった。
【え!?!?ほんとに良いの!?
……でも家賃とか高いんでしょ……?】
【家賃はバイトで支払えるぐらいだよ!
でも部屋以外の空間は全部共同だから、騒音とかは酷いよ💦
それでも良いならおいでよ!】
こんなに嬉しい話はない。
壮馬も私と同じ専門学校に通う仲間で会えたらいいねーなんて話していたけど本当に壮馬と会える日が来るなんて思わなかった。しかも一緒に暮らすなんて……。
他の人達とも仲良くできるかな…なんて思いながら私は壮馬にOKを出した。
【全然大丈夫!!……私シェアハウス住みたい!】
【OK!じゃあ大家さんにも伝えとくね。……夕緋って今東京向かってるの?】
【ありがとうございます!今向かってるよー。】
【じゃあ着いたらハチ公前に居て!俺迎えに行くよ。】
【ほんと!?嬉しい、ありがとう!!】
私が送ったメッセージに既読が付くと壮馬は"OK"の文字が書いてあるスタンプを送ってきた。
「壮馬は優しいなぁ〜……。」
私はそう呟きながらスマホの電源を切り、電車の窓から景色を眺める。
いよいよ私の東京生活が始まろうとしている。
シェアハウスに住んでいる人はどんな人達だろう……。
きっと楽しいよね……。
そうワクワクしながら東京までの時間を楽しんだ。
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