メガネをはずした、だけなのに

 このまま、一人ぼっちで高校生活を送っていくのかと思ったら切なくなってくる。

 しょぼくれながら自分の席に歩き進み、椅子に座った瞬間……



 教室が大きな歓声に包まれた。


「綿貫さんだーっ!」





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