宝もの ~恋の時間~
「いらしゃ・・・・、あっ! 翔也くん」

美園さん、いつから俺の名前で呼ぶようになったんだよ。

「こんにちは、美園さん。 2人ね」

ここは、さっきの美園さんの態度に頭に来るけど
彼女の前だから、紳士に。


美園さんに案内されて、席に座った。
もちろん、彼女と向かい合わせで♪

「メニューが決まり次第お呼びください」

美園さんはそう言ってここから立ち去ろうとした時

彼女の方をチラっと見て、すごくキツイ視線で彼女を睨んだ。

美園さん、そうとうくやしいんだな。

確かに、俺は美園さんからの食事の誘い全部断り続けたからな。

まぁ、これでいいんだ。

でも、彼女を傷つける事だけは死んでもさせねぇ!!
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