毒舌王子は偽りのお人形の心を甘く溶かす



「改めてよろしく。晴」


「こちらこそだよ。かれん」


抱き締めあったまま名前を呼んで、呼ばれて。


嬉しくて、むず痒くて、楽しくて。


こんなに幸せでいいんだろうかと、逆に怖くもなるけれど。



『────僕と幸せになろう』



晴がそう言ってくれたから。


私は隣で、楽な自分のままで晴と幸せを分かち合う。


私が奥手なせいで、私たち二人の進むペースは遅いだろうけど。


それでも確実に前へと進んでいく。






────これからも毒舌王子は私の心を甘く溶かすのだから。






< 207 / 207 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:15

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

わんこ系男子と甘々な日常
羽夜/著

総文字数/17,457

恋愛(学園)38ページ

表紙を見る
②Sparkl
羽夜/著

総文字数/13,930

恋愛(学園)30ページ

表紙を見る
自信家幼なじみが隠すもの
羽夜/著

総文字数/17,164

恋愛(純愛)31ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop