クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
車を走らせ着いたのは北摂にあるオシャレなイタリアンレストランだった。
駐車場には数台の車。
「雅紀も着いてるな」数台の車の中に藤堂の車が置いてあるらしい。
「行こう」
桃華をエスコートしてくれる樹は、何をしてもスマートだ。
落ち着いた大人の隠れ家的なお店に緊張する。
「樹さん、私の服装大丈夫ですか?こんな素敵なレストランに来ると思ってなくてオフィスカジュアルですが……」
「桃華は何を着ても可愛いよ」突然甘々モードになる。
「…」頬を赤くし言葉が出ない。
樹が帰国後、改革のひとつに女性社員の服装の自由化があった。華美なものでなければ私服が許可され、みんな使い分けしている。
桃華の場合は普段から華美な服装をしないので、毎日私服で仕事をしている。終業後に遊びに行く女性は、派手な服装で出社して制服に着替えているようだ。
男性社員もお客様に会わない場合はスーツを着なくても良い。
だが樹と藤堂は常にスーツを着用している。急なお客様に対応するためだろう。
素敵なレストランを前に、スーツ姿の樹の横に立つ桃華が不安になるのも無理はない。
駐車場には数台の車。
「雅紀も着いてるな」数台の車の中に藤堂の車が置いてあるらしい。
「行こう」
桃華をエスコートしてくれる樹は、何をしてもスマートだ。
落ち着いた大人の隠れ家的なお店に緊張する。
「樹さん、私の服装大丈夫ですか?こんな素敵なレストランに来ると思ってなくてオフィスカジュアルですが……」
「桃華は何を着ても可愛いよ」突然甘々モードになる。
「…」頬を赤くし言葉が出ない。
樹が帰国後、改革のひとつに女性社員の服装の自由化があった。華美なものでなければ私服が許可され、みんな使い分けしている。
桃華の場合は普段から華美な服装をしないので、毎日私服で仕事をしている。終業後に遊びに行く女性は、派手な服装で出社して制服に着替えているようだ。
男性社員もお客様に会わない場合はスーツを着なくても良い。
だが樹と藤堂は常にスーツを着用している。急なお客様に対応するためだろう。
素敵なレストランを前に、スーツ姿の樹の横に立つ桃華が不安になるのも無理はない。