クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
会社に近づくに連れ桃華の緊張が増す。誰かに見られでもしたら、あっという間に社内中に伝わってしまうだろう。
それほどまでに、クールな副社長様はみんなの憧れの存在なのだ。
「そういえば、桃華さんのご実家は何処なんだね?」
「私は、京都出身なんです」
「ほぉ、京都か。京都のどの辺りだね」
「北区なんです。有名な観光地だと金閣寺ですね」
「へぇ~桃華の実家は京都なのか」
「はい。長期の休みにしか帰りませんけど。実家は和菓子屋をしていて兄が継いでるんですが、いつ帰っても忙しそうで」
「桃華のお菓子好きはそこからか?」
「和菓子も大好きです。小さい頃から家では和菓子ばかり食べていました。今思えば贅沢な話ですよね。パンや洋菓子は、お友達の所で出してもらったのが衝撃的に美味しくて……。とにかく、お菓子全般大好きです」
「お兄さんは何歳上なんだ?」
「五歳上です」
「じゃあ、俺よりも上だな」
「樹、大切なお嬢さんをお預かりしているんだから、挨拶に行ってきなさい」
「そうだな。桃華いつがいい?」
「私から伝えるので大丈夫ですよ」
「俺が大丈夫じゃない。定休日は?」
「水曜です」
「水曜は俺の車で出社して、帰りに伺おう。水曜の19時以降の予定を聞いておいてくれ」
それほどまでに、クールな副社長様はみんなの憧れの存在なのだ。
「そういえば、桃華さんのご実家は何処なんだね?」
「私は、京都出身なんです」
「ほぉ、京都か。京都のどの辺りだね」
「北区なんです。有名な観光地だと金閣寺ですね」
「へぇ~桃華の実家は京都なのか」
「はい。長期の休みにしか帰りませんけど。実家は和菓子屋をしていて兄が継いでるんですが、いつ帰っても忙しそうで」
「桃華のお菓子好きはそこからか?」
「和菓子も大好きです。小さい頃から家では和菓子ばかり食べていました。今思えば贅沢な話ですよね。パンや洋菓子は、お友達の所で出してもらったのが衝撃的に美味しくて……。とにかく、お菓子全般大好きです」
「お兄さんは何歳上なんだ?」
「五歳上です」
「じゃあ、俺よりも上だな」
「樹、大切なお嬢さんをお預かりしているんだから、挨拶に行ってきなさい」
「そうだな。桃華いつがいい?」
「私から伝えるので大丈夫ですよ」
「俺が大丈夫じゃない。定休日は?」
「水曜です」
「水曜は俺の車で出社して、帰りに伺おう。水曜の19時以降の予定を聞いておいてくれ」