クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
「葉月、何してるの。桃華を離しなさい」
後ろから現れたのは、小柄で優しそうな女性。兄にも桃華にも似ているので母親に間違いないだろう。
「初めまして。突然すみません」
「いいのよ。こちらこそ、恥ずかしい所をお見せして申し訳ないわね。取りあえず上がってちょうだい。貴方達も中に入るわよ」
「お兄ちゃん、ホントに離して」
「…」渋々桃華を離す葉月。
「樹さんすみません。兄、ちょっとスキンシップが激しくて」
桃華は、葉月がシスコンだとは気づいていない。
「「…」」
母と樹は、桃華の無自覚さにも言葉が出ない。
「樹さんどうぞ」
「ああ。お邪魔します」
樹と桃華が母についてリビングに向かう後ろから、不貞腐れた葉月が続く。
リビングに案内され樹は驚く。
外観とは違い、フローリングに吹き抜けのある広々としたリビングは真っ白に統一された洋風だ。
中央に置かれた大きなソファーの一人掛に座る男性。職人のイメージそのものの頑固な雰囲気を醸し出している。
後ろから現れたのは、小柄で優しそうな女性。兄にも桃華にも似ているので母親に間違いないだろう。
「初めまして。突然すみません」
「いいのよ。こちらこそ、恥ずかしい所をお見せして申し訳ないわね。取りあえず上がってちょうだい。貴方達も中に入るわよ」
「お兄ちゃん、ホントに離して」
「…」渋々桃華を離す葉月。
「樹さんすみません。兄、ちょっとスキンシップが激しくて」
桃華は、葉月がシスコンだとは気づいていない。
「「…」」
母と樹は、桃華の無自覚さにも言葉が出ない。
「樹さんどうぞ」
「ああ。お邪魔します」
樹と桃華が母についてリビングに向かう後ろから、不貞腐れた葉月が続く。
リビングに案内され樹は驚く。
外観とは違い、フローリングに吹き抜けのある広々としたリビングは真っ白に統一された洋風だ。
中央に置かれた大きなソファーの一人掛に座る男性。職人のイメージそのものの頑固な雰囲気を醸し出している。