クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
「ただ、嬉しい悲鳴なんですが、思っていたよりも沢山のお客様に来ていただいて、正直一人では限界でした。でも、母や祖母の残してくれたレシピで作るパンをパンへの愛情のない人に任せたくなかった」
「それで桃華だったのね」
「以前から社内で楽しそうに働く姿を見かけていたこともありますし、パンへの愛情はブログを見ていました」
「まあ、じゃあ運命の出会いじゃない!」
「はい。僕は正直運命を感じました!」
母と樹はふたりで盛り上がる。聞いていた桃華は恥ずかしさから顔を真っ赤にしている。父は、母のハシャギ振りにヤレヤレと思っていた。葉月だけが面白くない。
「で?」続きが聞きたい母。
「はい。桃華さんに日曜の販売を手伝ってもらうようになり、製造量が増え買っていただけるお客様も増えています」
「まあ。良かったわね」
「はい。そんな時、父が自宅で階段を踏み外して右手を骨折してしまったんです」
「まあ大丈夫なの?」「大丈夫なのか?」母と父の声が揃う。
「はい。幸い、全治一ヶ月程の手の骨折で済んだんですが、利き手を骨折してしまったので、ギプスをしていて一人暮らしには不自由が多いということで、桃華さんがお手伝いしてくれると、今私の実家で三人で生活をしています」
「それで桃華だったのね」
「以前から社内で楽しそうに働く姿を見かけていたこともありますし、パンへの愛情はブログを見ていました」
「まあ、じゃあ運命の出会いじゃない!」
「はい。僕は正直運命を感じました!」
母と樹はふたりで盛り上がる。聞いていた桃華は恥ずかしさから顔を真っ赤にしている。父は、母のハシャギ振りにヤレヤレと思っていた。葉月だけが面白くない。
「で?」続きが聞きたい母。
「はい。桃華さんに日曜の販売を手伝ってもらうようになり、製造量が増え買っていただけるお客様も増えています」
「まあ。良かったわね」
「はい。そんな時、父が自宅で階段を踏み外して右手を骨折してしまったんです」
「まあ大丈夫なの?」「大丈夫なのか?」母と父の声が揃う。
「はい。幸い、全治一ヶ月程の手の骨折で済んだんですが、利き手を骨折してしまったので、ギプスをしていて一人暮らしには不自由が多いということで、桃華さんがお手伝いしてくれると、今私の実家で三人で生活をしています」