クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
「美奈ちゃん、聞かずに決めてごめんね。今日大丈夫?」
「私は大丈夫ですけど……」
「じゃあ、仕事が終わったら一階のエントランスに桃華と一緒に来てくれる?」
「はい」
「桃華。後の事は私に任せなさい!」絵理香は何か企んでいるようだ。
その絵理香は、お昼から秘書課に戻り藤堂に先程の出来事を報告する。絵理香は桃華を誘う男性を何人も見てきた。
以前は桃華が恋愛に興味がなかったが、今は初恋真っ只中。遅かれ早かれ、発表するなり公表するなら今回いい機会じゃないかと思ったのだ。個人的に嫉妬する副社長を見てみたいと私情も入っているのだが……。
藤堂も、桃華の無自覚振りには驚き、樹も心配だろうとは思っていた。
まあ、親友の行動に興味があるのも事実だが……。
「水野さん、僕と樹は遅れて合流するよ。社長にも先に帰っていただかないといけないし」
「すみません。勝手に今日と決めてしまって」
「いや。早い方がいいだろう。樹も桃華さんの気持ちを大事にするあまり、先に進めていないからな」
「確かに。桃華を待っていたらいつになることやら……」
「私は大丈夫ですけど……」
「じゃあ、仕事が終わったら一階のエントランスに桃華と一緒に来てくれる?」
「はい」
「桃華。後の事は私に任せなさい!」絵理香は何か企んでいるようだ。
その絵理香は、お昼から秘書課に戻り藤堂に先程の出来事を報告する。絵理香は桃華を誘う男性を何人も見てきた。
以前は桃華が恋愛に興味がなかったが、今は初恋真っ只中。遅かれ早かれ、発表するなり公表するなら今回いい機会じゃないかと思ったのだ。個人的に嫉妬する副社長を見てみたいと私情も入っているのだが……。
藤堂も、桃華の無自覚振りには驚き、樹も心配だろうとは思っていた。
まあ、親友の行動に興味があるのも事実だが……。
「水野さん、僕と樹は遅れて合流するよ。社長にも先に帰っていただかないといけないし」
「すみません。勝手に今日と決めてしまって」
「いや。早い方がいいだろう。樹も桃華さんの気持ちを大事にするあまり、先に進めていないからな」
「確かに。桃華を待っていたらいつになることやら……」