クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
桃華は、もちろん昨日の事だとわかっているが、まさか出社早々の呼び出しとは予想外だ。
本当ならブログに載せる許可を取りたい所だが、きっとそんな和やかな雰囲気ではないのだろう。
ドキドキしながら、エレベーターに乗り込む。ぐんぐん上昇するエレベーターの表示パネルを見ているとあっという間に32階に到着した。
引き返すわけにもいかず、最上階にある受付へ向かった。
受付には秘書課所属の迫力のある美人がふたり座っていた。一瞬、何で女子社員がここに?という顔をされたが、呼ばれたのだからしょうがない。
「あの~」
「はい?」強い口調で返された。
「商品企画部の相川です。副社長から、出社したら来るようにと連絡があったのですが……」
「「……」」
ふたりの視線が桃華に突き刺さる。言葉はないが、何で?と思っているだろう気持ちが表情に現れている。
桃華がどうしたらいいか立ち尽くしていると、奥から背の高いメガネを掛けた男性が歩いてきた。
「君が相川さん?」
本当ならブログに載せる許可を取りたい所だが、きっとそんな和やかな雰囲気ではないのだろう。
ドキドキしながら、エレベーターに乗り込む。ぐんぐん上昇するエレベーターの表示パネルを見ているとあっという間に32階に到着した。
引き返すわけにもいかず、最上階にある受付へ向かった。
受付には秘書課所属の迫力のある美人がふたり座っていた。一瞬、何で女子社員がここに?という顔をされたが、呼ばれたのだからしょうがない。
「あの~」
「はい?」強い口調で返された。
「商品企画部の相川です。副社長から、出社したら来るようにと連絡があったのですが……」
「「……」」
ふたりの視線が桃華に突き刺さる。言葉はないが、何で?と思っているだろう気持ちが表情に現れている。
桃華がどうしたらいいか立ち尽くしていると、奥から背の高いメガネを掛けた男性が歩いてきた。
「君が相川さん?」