クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
「突然の事に驚いていると思うが、今から仕事だ。終業後改めて話をしよう。取りあえず連絡先を教えてもらえるか?」
「はあ」
もうキャパオーバーだ。言われるままに連絡先を交換した。
「あと、昨日のベーカリーショップの件だが、雅紀にも話してないんだ。詳しくは、今夜話すが誰にも言わないでもらいたい」
「雅紀?」
「ああ。秘書の藤堂の事だ」
「分かりました」
「じゃあ、エレベーターまで送ろう」
「エッ。それはちょっと……」
「何故だ?」
「受付の女性に何と言われるか……」
「チッ」樹の舌打ちにビクッとする。
「桃華に舌打ちした訳じゃないんだ。最近、受付の質が落ちていると苦情が何件かあってね。大体誰かも想像出来るから、藤堂に対処させる」
「副社長に呼び出された事を部長には何と伝えれば?」
「すまない。桃華に会いたい気持ちが先走って、周りの事を考えていなかったな。共通の知人の事で話があったと伝えてくれ」
「はあ」
もうキャパオーバーだ。言われるままに連絡先を交換した。
「あと、昨日のベーカリーショップの件だが、雅紀にも話してないんだ。詳しくは、今夜話すが誰にも言わないでもらいたい」
「雅紀?」
「ああ。秘書の藤堂の事だ」
「分かりました」
「じゃあ、エレベーターまで送ろう」
「エッ。それはちょっと……」
「何故だ?」
「受付の女性に何と言われるか……」
「チッ」樹の舌打ちにビクッとする。
「桃華に舌打ちした訳じゃないんだ。最近、受付の質が落ちていると苦情が何件かあってね。大体誰かも想像出来るから、藤堂に対処させる」
「副社長に呼び出された事を部長には何と伝えれば?」
「すまない。桃華に会いたい気持ちが先走って、周りの事を考えていなかったな。共通の知人の事で話があったと伝えてくれ」