クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
コンビニには、黒いピカピカな高級外車が止まっている。
昨日行った芦屋の山手なら全く違和感のない車なのだろうが、オフィスの裏手のコンビニでは目立っている。
更に、車に凭れるように立っている樹が、周辺の女性の視線を集めているのは間違いない。離れていても、身長が高く男前だとわかる。
桃華は、さっと周囲を見回し見知った顔がないかを確認した。
注目を集めている樹の元に行かなければならないと思うと憂鬱だ。
仕事を終えたら、今日は駅前の百貨店でパンを買おうと思っていた。
最近の高級食パンブームで、百貨店の中に日替わりで何店舗かの食パンが並ぶコーナーが出来ていて、桃華は頻繁に訪れてはチェックしている。
それが、こんな事になるなんて……。
憂鬱な気分で足が進まない。しかも、冗談だとは思うが、朝にプロポーズのような事を言われたのだ。
昨日行った芦屋の山手なら全く違和感のない車なのだろうが、オフィスの裏手のコンビニでは目立っている。
更に、車に凭れるように立っている樹が、周辺の女性の視線を集めているのは間違いない。離れていても、身長が高く男前だとわかる。
桃華は、さっと周囲を見回し見知った顔がないかを確認した。
注目を集めている樹の元に行かなければならないと思うと憂鬱だ。
仕事を終えたら、今日は駅前の百貨店でパンを買おうと思っていた。
最近の高級食パンブームで、百貨店の中に日替わりで何店舗かの食パンが並ぶコーナーが出来ていて、桃華は頻繁に訪れてはチェックしている。
それが、こんな事になるなんて……。
憂鬱な気分で足が進まない。しかも、冗談だとは思うが、朝にプロポーズのような事を言われたのだ。